「なぜか全て上手くいく1%の人だけが実行している37の習慣」読んだレビュー
読んだ本の感想文を綴りますよ。
今回は「自己啓発」の本。
「なぜか全て上手くいく1%の人だけが実行している37の習慣」
この本を手にしたのは、コンビニでトイレに入りたい時。
トイレには数人が並んでいたから、本棚にあった本を読んで尿意を紛らわせていたの。
この本では、なぜか全て上手くいく「1%」の人がやっている習慣を、わかりやすく説明しているそうね。
キャッチーなタイトル、帯のセールスコピー。
そうか。「99%の人」は上手くいっていないのか。
PHP出版。
で、中身を見ると、なるほど。
わかりやすい切り口・語り口で、自己啓発に役立つ話題に触れられている模様。
その中で、自分の胸に刺さった「習慣」とやらを5つに厳選してみたよ。
飽くまでも自分の解釈で書いていくので、参考までに見るといいよ。
1.1%の人が行なっているセルフイメージの高め方
・99%の人は「他人の評価を気にする」
他人の評価を気にしていては、自分が満足するどころか「苦しくなる」だけ。
ビジネスや人気商売において、他人の評価を調査し把握する必要はどうしても出てくるが、それはビジネスにおいての話。
自分自身の価値とは別の次元にあるものと考える。
・1%の人は「自分の満足感を大切にする」
自分の基準で、満足か不満足かを決めていると、自然と向上心が高まり、身につけたスキルや経験により他者からの評価も高まるようになる。
2.1%の人が行なっている「じかん」の増やし方
時間を増やしたい。でも密度濃いあっという間に過ぎる時間は素晴らしい。
・99%の人は時間管理意識が過剰(または過少)
ぎっしりスケジュールを詰め込むのは、自分の負担になる。
・1%の人はスケジューリングは結果を生み出すためのプロセスと考える>
ゆるめの時間管理で、余裕のある行動を。計画や準備が100%完了してから動き出すのではいけない。フットワーク軽く、計画や準備は7割ぐらい固まったら動き出すくらいがちょうど良い。
3.1%の人が行なっている人間関係のコツ
・99%の人は怒りを抑えきれずに後悔する
怒りを爆発させて後悔することは多くの人に経験があるのでは?怒りが生み出すのは「自己嫌悪」。自分自身へのダメージに他ならない。
・1%の人は滅多なことでは怒らない
トラブルやミスに対する怒りは無駄。怒ったって解決するものじゃない。思い通りに行かないことや、自身に向けられたマイナスの感情は、他者に起因するもので自分ではどうしようもない。軽くうけ流して、相手を心の中で抱きしめてやろう。
4.1%の人が行なっている「勉強&自己投資」法
・99%の人はダラダラと中途半端な努力を続ける
ダラダラと努力を続けたところで、良い結果が出ずに自分に嫌気が差すだけ。
1%の人は期間限定で圧倒的な努力をする
しゃかりきになって努力するのは一定期間で良い。これだけ頑張ったんだから、という満足にも繋がり、結果は自ずとついてくる。
5.1%の人が行なっている「幸福感度」の高め方
・99%の人は「どうなったら幸せか」がわからない
幸せのカタチは人それぞれ。どんな人生を、何のために生きたいのか。それがわからない人が、「幸せ」を感じることはできないし、実現できない。
1%の人は「どうなったら一番幸せか」が明確
「自分がどんな状態だと一番心地よいのか」を把握する。ある人にとっては、沢山の友人に囲まれて、談笑する時間。ある人にとっては、一人で何も考えずぼーっとしている時間。幸せのカタチを他人の尺で固めず、自分の心地よい状態を見つけること。
最後にもう一つだけ。
「自己啓発」とは違うところで響いた内容があった。
大切な人たちとの別れを経験して、失うことを恐れている自分にとって。
・99%の人は別れをネガティブに捉える
・1%の人は別れをポジティブに捉える
死をもってしても、完全な別れではない。
肉体や物理的な別れであっても、その人を近くに感じ、力にすることがある。別れをもって、新たな力を得ることができた素晴らしい関係だったということ。
この考えができてから、「会えなくなって寂しい」という途方も無い喪失感から、見えない力に支えられている心強さを感じることができた。