失敗が怖くない「適切なリカバリ」ができる人
人生で失敗しない人なんか居ない。
(失敗を失敗と捉えない「概念」の話ははるか彼方に置いておいて。)
ミスや怠惰で失敗することは勿論あるが、頑張っていても、計画や準備をバッチリしていても、失敗に導かれることは多々ある。
特に、感情のコントロールが難しい時や、疲労により思考力低下している時には、失敗というか・・・意図していない結果に流れついてしまうことが少なくない。
失敗することは、エラーへの対処方法を習得したり、物事を受け入れて新しい挑戦を始めるチャンスになる。だから、失敗自体は悪いことじゃない。
だけど失敗を放置し、そのまま流れに身を任せているとどうなるか。失敗の連鎖が起きたり、自暴自棄になって、もっと自分の人生をコントロールできなくなってしまう。
そんな時、リカバリする意識と能力があれば、人生をもっと楽に、幸せに生きていけるのではないかと思い、この記事を書くことにした。
大概の失敗はこのステップでリカバリできる
・失敗を受け入れる
・自分(他人)を責めない
・落ち込んでもいい、ただ「落ち込みタイム」は1時間で切り上げる
→ここで落ち込みが激しい時は寝るか、食うか、チャリで爆走する
・原因をあげつらう
・どうしたら原因を取り除けたのか検証する
・修復方法を検討する
・修復する(行動あるのみ)
具体的なリカバリ例
リカバリと言っても、失敗して落ち込んでいたり、ひとたび寂しさや虚しさに打ちひしがれると適切なリカバリ方法が思い出せなくなることが屡々あるもの。
ここに具体的なリカバリ例を置いておくので、ピンチの時は振り返ることにしよう。
感情のコントロールに失敗した時のリカバリ
負の感情は大概、他人と比べたり他人に期待することで生まれる。
わかっていても、人は人と関わる時、多少なりとも期待したり比較したりする。
ムカつく、悔しい、の感情は特に、相手が自分と同じ価値観を持っている前提があるから抱く感情である。
同じ事象でも、人によって見え方が違う点を念頭に置いていれば「へぇ、そういう見方もあるんですね」で片付けられる。
それでもなお、他人によって何か負の感情が生まれたとしたら、「え、まだ他人に人生振り回されてたん自分?」と自問し、自分の人生は「自分が主人公」であることを思い出す。
他人を傷つけてしまった時のリカバリ
大事な人に限らず、誰かを傷つけてしまった時、自責の念にかられる人間らしい心がある人は、、他人を傷つけてしまったことにより、自分自身も傷ついてしんどくなる。
私もそうだ(多分)。
とにかく、謝る。自分が悪いと思えるのであれば。相手が理性的に、その謝罪を受け止めてくれるなら、その人を大切にすべきである。
もし、もう関わらないで欲しいと言われた時は、そっと身を引く。離れたくないという思いは、自分の身勝手であり、相手が離れたいと思っているのに、無理に引き留めても誰も幸せにならないのだ。
孤独へのリカバリ
「孤独で寂しい」に対しては、「孤独を楽しむ」ことで解決する。好きな音楽を聞く、元気になる映画を観る、散歩、ドライブ、バイクツーリングに出かける。買い物に行く。旅に出る。美味しいものを食べる。本を読んで能力の拡張感を味わう。楽器をひく。瞑想する。自分が理想とする人生を描いた小説を書く(誰に読ませるでもないヤツ。)
などなど、1人でも楽しめること、1人だからこそ楽しめることは山のようにある。
が、孤独を楽しめない、誰かと関わっていたい欲求は誰しもあるはずだ。(この感覚を抹消できればさぞ楽だろう)
そんな時は、ネットで誰かと繋がる方法がある。おすすめは、スカイプやアプリで暇人同士が繋がるサービスを利用することだ。
多くはフシダラな出会いを求めている男性だが、それに混ざって時に「単純な暇つぶし」を求めている同士が巡り合うこともある。
私はひと昔前の人間なもので、少し前までは「ネットでの人間関係?そんなもの虚しいだけだ」と思っていたが、誰かと繋がっていたい感覚は、歳を重ねても時たま顔を出してくる。
そんな時、ネット上で繋がった希薄な人間関係は意外に有効だと感じる。まれに、深い共感を得て互いに信頼しあえる関係性が生まれることもある。
買い物で失敗した時のリカバリ
単価が安い品ならいいのだ。いや、良くないな。
高い・安いにかかわらず「失敗したー、こんなの買うぐらいならもっと安い(高い)やつ買っておけばよかった・・・」
っていう後悔は、何かを買うたびにつきまとう。
口コミやスペックを充分比較して買ったつもりだけど、口コミに騙されることや、オーバースペック、後から「こんな機能が必要だったのに」なんて、自分の使用方法とのミスマッチに気づくこともある。
- 返品できる物は、返品する
- 返品不可の物は、機能の追加や修復を試みる
- 失敗作をベースに、改良や改造を楽しむ
- 転売して損失を最小にする
仕事で失敗した時のリカバリ
仕事での失敗のレベルは様々で、基本的にはクライアントに迷惑をかけないうちは失敗とは思わないようにしている。
ただ、クライアントに迷惑をかけてしまった時は、どうリカバリするべきか。
- 自分を責めない
- 失敗の原因を突き止める
- 失敗の修復にかかる時間、費用を算出する
- 失敗の理由と結果、修復方法を潔く説明する
- 修復か返金(別業者の紹介含む)選択肢を提案する
- 修復に取り掛かるor返金する
まとめ
私はよく、「流れに身を任せよう」と思考停止させて無計画に生きてしまうことがある。
無計画に失敗はつきものだ。それもまた一興、と言えるほど若くない。なるべくなら失敗したくない。だから、何よりも計画することが第一だと学んだ。
だがしかし、どんなに計画を立てて準備しても、失敗することはあるのだ。
そんな時、失敗を成功に転換するためのリカバリ力が身についているかどうかが、これまでの人生経験の一つの指標である。
リカバリ力のあるなしは、人生を少しでも楽に生き抜くための違いになると思っている。
人生は、暇つぶし。(って、どこかの著名人も言っている)
いかに楽をするかを見つけて、たまに降りかかる苦労も楽しみに変えて、充実した人生を送りたいものだ。